発達障害を取り囲む社会的環境と制度は刻々と発展しています。今年、障害者差別解消法が施行され、発達障害を含む障害者の差別禁止と合理的配慮が義務づけられました。

このような中で公認心理師法が2017年より施行されます。そこで、本フォーラムでは、国家資格化された心理職が発達障害支援において担う役割を遂行するのに必要なアセスメントと支援の技法を学ぶことを目的としました。

プログラム

受付開始:9時30分(予定)

第1部 全体会 発達障害における心理職の役割

10時30分-12時30分
定員390名(予定)

開会の挨拶  中野孝昭 一般社団法人 臨床心理iネット代表理事

企画趣旨説明 下山晴彦 東京大学教授

基調講演:「発達障害支援で心理職に期待すること」

講師:田中康雄 こころとそだちのクリニック むすびめ院長

要旨:発達障害の当事者や家族への個人支援に加えて、他の専門職とのチーム支援における心理職の役割についてお話する。

鼎談:発達障害支援における公認心理師の役割と課題

田中康雄 / 下山晴彦 / 黒田美保(名古屋学芸大学教授 / 東京大学客員教授)

ランチョンセミナ−(昼食付き)

12時50分ー13時40分
無料・先着100名(予定)

金子書房主催『自閉症スペクトラム障害(ASD)とADHDのアセスメントツール』

概略:世界的に評価の高い、発達障害のアセスメントツール(ADOS-2、ADI-R、SCQ、Conners 3、CAADID、CAARS)の日本語版について、田中康雄先生(Conners 3)、黒田美保先生(ADOS-2、ADI-R、SCQ)による解説を交えながらご紹介します。また、検査用具や用紙の見本を手に取ってご覧いただけます。

第2部 分科会「ライフステージに即した支援に向けて」

14時00分-17時00分
※各分科会定員130名(予定)

分科会1『幼児期のアセスメントと支援』

講師:黒田美保 名古屋学芸大学教授 / 東京大学客員教授

要旨:早期発見や幼児の対人コミュニケーションを調べるアセスメントと、支援としては、自然な状況での遊びを通して療育を進めるJASPERプログラムを紹介する。

分科会2『児童思春期のアセスメントと支援:CBTと家族・地域支援の実践から』

講師:井上雅彦 鳥取大学教授

要旨:認知行動療法とケースフォーミュレーションを活用し、(引きこもりの場合には特に)家族や地域と連携しての支援の実際について事例を交えながら解説する。

分科会3『就労支援とアセスメント』

講師:梅永雄二 早稲田大学教授

要旨:知的障害を伴う自閉症の人の就労アセスメントであるTTAPと高機能自閉症・アスペルガー症候群の新しい就労支援プログラムESPIDDを解説する。

概要

主催:

一般社団法人 臨床心理 i ネット 

後援:

東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コース下山研究室
同研究科附属バリアフリー教育開発研究センター

日時:

2016年6月19日(日曜日) 10時30分-17時00分

場所:

東京大学(本郷) 伊藤国際学術センター
地図はこちらですhttp://www.u-tokyo.ac.jp/ext01/iirc/access.html

参加条件:

臨床心理士等の心理職 / 発達障害に関わる専門職及び専門職を目指す院生

参加特典:

  1. 参加者は(公)日本臨床心理士資格認定協会の教育・研修規定別項第2条第4項の「本協会が認める臨床心理学に関するワークショップまたは研修会への参加」として資格更新ポイントを得ることできます。
  2. 金子書房によるランチョンセミナー(無料)を開催します。当日の朝、受付デスクで先着100名様までお申し込みを受け付けます。お申し込み順に整理券を配布しますので、整理券を持って会場までお越しください。

参加費:

8,000円(税込)

参加上の注意点:

この研修会に参加をご希望の方は、以下の注意点を予めご了承ください。

  1. 本フォーラムに参加するためには、必ず事前に参加申し込みをしてください。参加の申し込みは、このウェブページ最下部にある申し込みフォームからのみ受け付けます。臨床心理iネットへの電話・ファクス・メールなどではお申し込みできません。事前の参加申し込み及び参加費のお支払いが無い方は当日ご参加いただけません。
  2. 参加費用は、必ず事前にお支払いください。お支払い方法は銀行振込です。お振込みに必要な情報は、お申し込み後に配信される自動返信メールに記されています。フォーラム当日の現金での支払いはお受けしておりません。
  3. 研修会中止以外の理由による、入金後の返金はお受けできません。予めご了承ください。
  4. 参加費用のお振込み後、5営業日以内に入金確認をし、受講許可証をメールで発行いたします。当日は、その受講許可証をスマートフォンまたは携帯電話の画面または紙に印刷して会場受付でご提示ください。
  5. 領収書をご希望の方は総合受付にてお申出ください。
  6. 本フォーラムで行わる講演、鼎談、講習会については、記録として映像撮影をします。撮影に際しては参加者の皆様のお顔が映らないように配慮致します。また、映像記録を将来的に研修教材として活用する可能性があります。上記の点をご了解いただいた上でお申し込みください。
  7. 参加にあたってのご質問などは、臨床心理iネット研修会係まで御連絡下さい。

 参加申し込みフォーム

※以下の3種類の中から一つを選んで下さい。参加お申し込み後の分科会変更はできません。どうぞご注意の上お申し込みください。

※※インターネット回線の混み具合により、申し込みフォームの表示に時間がかかることがあります。その場合にはしばらくお待ち頂くか、時間を置いて再度お試しください。

全体会 + 分科会1『幼児期のアセスメントと支援』
参加申込み受付終了

全体会 + 分科会2『児童思春期のアセスメントと支援:CBTと家族・地域支援の実践から』
参加申込み受付終了

全体会 + 分科会3『就労支援とアセスメント』
参加申込み受付終了