「心理社会的バリア」を飛び越えた支援の提供
現在のメンタルヘルス支援では、心理支援の実施を阻む以下のような「心理社会的バリア」が存在します。
- メンタルヘルスに対する誤解や偏見
- 医学モデルによるラベル付け
- サービス利用における導線の不明確性
- 実践者・サービスの質のばらつきおよび不透明性
CLiNは、これまでメンタルヘルス支援では活用が不十分であったICTを積極的に利用することで、これらの心理社会的バリアを低減するとともに、さらにバリアを飛び越えられるような導線を利用者に提供しなければならないと考えています。
メンタルヘルスシステムの再定義による「つながる“場”」の創造
ICTを活用して、メンタルヘルスシステムの利用者その人々を取り巻く家族や学校他、様々な人・組織のそれぞれの活動がつながる“場”を提供する-それぞれの活動・組織・人のつながりは、双方向性であることを重視し、それらのつながりの中で、利用者がアクセスしやすく、使いやすい、実効性のあるメンタルヘルス支援(臨床心理学的介入)を行うこと、それがCLiNの目指している「メンタルヘルスシステムの再定義」です。