臨床心理iネットでは、広く一般市民社会および臨床心理サービスに係わる方々に対して、コミュニティの構築、情報の共有、サービスの提供、人材の育成等に関する事業により、メンタルヘルスの普及と促進を実現します

臨床心理iネットの目的

現在、臨床心理学はメンタルヘルスの活動において新しい地平を開きつつあります。

認知行動療法等の心理療法は、うつ病や不安障害等の精神障害に対して薬物療法とほぼ同等、場合によっては薬物療法以上の効果があることが、効果研究によって実証されてきています。また、心理学研究によって、精神障害や発達障害の維持あるいは悪化させる心理的要因も明らかになりつつあります。

臨床心理iネットは、インターネットを媒体とすることで、このような臨床心理学の成果をできる限り多くの人々に活用していただくために設立されました。一般の人々に臨床心理学の最新の成果を活用していただく機会を提供することに加えて、臨床心理専門職の皆様とも最新の知見を共有し、メンタルヘルス活動を共に発展させて専門職育成の場を提供することが、臨床心理iネットの目的となっています。

臨床心理学の最新知見の一般活用に向けて

  1. 臨床心理学の最新成果を活用するための一般向けイベントを企画・提供
  2. 臨床心理学の最新知見を幅広く活用できるICT製品を開発・提供

臨床心理学の発展と専門職の育成に向けて

  1. 臨床心理学の最新情報を提供
  2. 臨床心理学の最新知見を学ぶためのイベントを企画・提供
  3. 最新の臨床心理学の教育訓練カリキュラムと学習教材を開発・提供

日本の心理臨床学は、心理職の国家資格化である公認心理師の実現の動きのなかで大きな転換期を迎えつつあります。これまでは、個人の内的世界を重視する内省的心理療法を理想モデルとして発展してきました。また、活動のフィールドもスクールカンセラーに代表されるように学校・教育領域が中心でした。

しかし、現代社会のニーズに応えるために臨床心理学は、面接室の内に閉じこもる心理療法だけでなく、コミュニティにおいて利用者や他の専門職と協働してチームを組み、幅広いメンタルヘルスの問題解決に取り組んでいくことになります。

また、学校・教育領域だけでなく、医療・保健、福祉、司法・矯正、産業など幅広い領域で現場に根差した活動を展開してくことも望まれています。  臨床心理iネットの活動が、このような臨床心理学の発展及びその最新成果の幅広い活用に少しでも資するものになることを願っております。

心いき東大プロジェクト
http://kokoroiki-todai.com/

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