マインドフルネスを上手に使いこなすための理論と方法をガイドする『マインドフルネス実践講義−マインドフルネス段階的トラウマセラピー(MB-POTT)』(金剛出版)の出版を記念し、著者の大谷彰先生をお招きしてMB-POTTを学ぶ研修会を、以下の要領で開催します。

企画趣旨

フラッシュバック、回避、解離といったトラウマ反応は、PTSDに結びつくだけでなく、うつ病や不安障害の隠れた背景になっていることが多い。本研修会では、トラウマの治療に有効なマインドフルネス段階的トラウマセラピーを学ぶことを目的として企画された。

参加者は、トラウマ治療におけるマインドフルネスの活用の理論と方法を学ぶとともに、ワークショップ形式でマインドフルネスの臨床活用の実際を体験的に習得できる。

【主催】一般社団法人臨床心理iネット 【後援】金剛出版

概要

基本編<講義研修>

講師:大谷彰先生 モデレーター:下山晴彦

トラウマの本質と形態、現存する治療モデルのエビデンス、PTSD治療の原則といった基礎事項を解説し、その知識に基づいてMB-POTTによるトラウマ治療を紹介する。

なお、MB-POTTトラウマ治療は、PTSD症状の安定、トラウマ統合、日常生活の安定、ポスト・トラウマ成長の4段階から構成されている。

実践編<ワークショップ>

講師:大谷彰先生 事例提供:下山晴彦

MB-POTT の技法(フォーカスト・アテンション [FA] 型、オープン・モニーター [OM] 型マインドフルネス、安全感と治療関係構築、症状安定、トラウマ体験のナラティブ化、記憶回復、偶発性除反応対処、ポスト・トラウマ成長促進)を実習し、治療者の二次的トラウマ、マインドフルネス治療のリスク等についてディスカッションを行う。

そして事例によるケースカンファレンスを行い、理解を深める。

日時

基本編

2017年9月17日(日曜)
受付開始:午前10時30分
研修時間:午前11時〜午後17時(昼休み1時間)

実践編

2017年9月18日(月曜:休日)
受付開始:午前9時30分
研修時間:午前10時〜午後16時(昼休み1時間)

場所

東京大学本郷キャンパス 赤門総合研究棟2階 A200教室
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_08_02_j.html

参加条件

基本編と実践編ともにメンタルヘルスの専門職及び大学院生に限定。

実践編の参加者は、基本編に参加していることが望ましい。

参加費について

基本編は10,000円(税込) 実践編は12,000円(税込)

銀行振込またはクレジットカード支払い(Paypal)による、前払い

  • 研修会中止以外の理由による、入金後の返金のお申し出はお受けできません。予めご了承ください。
  • 公費による参加費用のお支払は、参加者ご本人様が通常の申込方法に従って、一時ご本人様の立替え払いでお申込みいただく形のみお受け出来ます。領収書名義は、ご所属の機関名で発行できます。
  • 大変申し訳ございませんが、ご所属機関名義や都合での参加費用後日振込等、個別の支払い方法や書式へのご依頼には対応できません。

申込み定員

先着順で基本編90名、実践編70名

研修ポイントにつきまして

  • 基本編または実践編のいずれかに参加した方には、(公財)日本臨床心理士資格認定協会の定める「臨床心理士教育・研修規定別項 第2条 第4項」(研修点数:2ポイント)として資格更新ポイントが取得できるように申請中です。
  • この資格更新ポイントの発行は、本研修会を全体通じて2ポイントのみです。基本編と実践編の両方を受講しても、発行されるポイント合計は2ポイントです。

 

その他ご注意

  • パソコンでノートを取る際には、キーボードを打つ音を気にする方もいらっしゃいますことにご注意ください。
  • スマホのカメラアプリで写真を取る際には、シャッター音にご注意ください。消音カメラアプリなどのご利用をおすすめします。
  • 両日共に,9月16日(土)23時の段階で警報などの情報が出ていましたら,その内容を当方で協議し,研修会開催有無のご連絡を本ウェブサイト及びメールで致します。
  • 中止となった場合の受講料の返金等につきましては、後日当ウェブサイトでお知らせするとともに、メールで手続きをご案内いたします。